IDOLISSUES

アイドルを語り尽くせ

とにかく本郷杏奈は素晴らしい 今週の週プレ#1

週刊プレイボーイ2/26号

本郷杏奈「旅の恥はかきすて」グラビア

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真っ当にグラビアだし、真っ当にエロい。

webに載せない週プレ紙版の方が遥かにエロい。

やっぱりグラビアは誌面に限るよなぁという内容だった。

紅白の「欅坂46」残酷ショーを見て最終的に自分の浅はかさに辿り着いた話

    既にいろんなところで話題になっているけど、2017年紅白の欅坂46「不協和音」のステージがとにかく残酷だった。SMAP解散にコメントした総理大臣なら年頭の記者会見で何か言うのでは、と期待したくなるレベルだった。

 1回目の欅坂46単独ステージでは平手友梨奈が最後に不敵な笑みを浮かべた。

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 これ、絶対2018年の早いタイミングでQuick Japanあたりが記事にすると思う。この大胆不敵な笑みはJ-POP史に残る。欅坂46に通底している「大人への反抗」が現れていた。見たか、秋元康、素晴らしいショーをやったぞ、見たか、これが欅坂46だ、と一瞬の笑みだけで言った気がした。

 

 そして、2回目の内村光良との共演。「不協和音」2回目。年末も長尺歌番組や年越しフェスCOUNTDOWN JAPANに出演し、超ハードスケジュールの中で、文字通り満身創痍だったのだ。

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 涙が止まらなくなってしまった。全身全霊、命を削ったパフォーマンスなんて安い言葉当てはまらない。自分が平手友梨奈の親だったら速攻電話かけて、安否確認していただろうし、欅坂46のファンだったら号泣して年越せないと思う。後に過呼吸であり、命に別条は無いと発表されたけど、欅坂46を知らない視聴者だって心配になったはずだ。

 このステージの後、欅坂46の凄さって何だろうと考えてしまった。今のところ出ている結論は「最終的にファンである自分自身と向き合うからではないか」と思った。坂道グループのアイドルとしてデビューしたけれども、アーティストとして扱われロックに分類されることもある欅坂46。だけどアーティストってなんだろう。アーテイストの定義ってなんだろう。ロックってなんだろう。今まで自分が聞いてきた音楽ってなんだろう。15歳の少女が青春を投げ打って、ここまでボロボロになって表現したいことってなんだろう。それをただ見ているだけの自分ってなんだろう。

 倒れるまで追い込む、というのは48&46系列で通底したテーマだと思う。Documentary of AKB48でも過呼吸になる前田敦子がいたし、Documentary of 乃木坂46でも生駒里奈の泣きじゃくる様子が入っていた。ファンはそれを見て「助けたい!」「俺が推さなきゃ!」となるけど、結局は見ているしかないのだ。

 私自身、かつては48&46系列は秋元康の手のひらで転がされるかわいそうなアイドルだと思っていた。だけど手のひらで転がされているのはアイドルだけでなく、ファンである自分なのではないだろうかと思い始めた。欅坂46も結局、反抗に繋がらず、大人そのものである秋元康の高笑いで終わってしまうのではないだろうか。

 「サイレントマジョリティ」は「君は君らしく生きていく自由があるんだ」と歌ったけれど結局は反抗なんて出来ないのだ。欅坂46の「欅」は21画で、三位一体ならぬ21人一体とは言うけれど、バラバラになっていくかもしれない。NHK「SONGS」で平手友梨奈は「5年後は結婚しているかもしれない」と言っていたけど、5年後誰もいなくなり欅坂46は影も形もないかもしれない。乃木坂46も48系列も誰もいないかもしれない。つまりは、プロデューサー秋元康たちほんの一握りの大人たちがうまい汁を吸うだけなのだ。いや違うかもしれない。ボロボロになった先にある「解脱」を彼女たちに見せたいのかもしれない。ファンにも「これがプロデューサー秋元康のショーだ!」と見せたいのかもしれない。

 

 気が付くと、考えれば考えるほど堂々巡りしていた。「サイレントマジョリティ」は大人たちに管理されている少女たちが抵抗するから意味のある歌なのではないか。抵抗しているように見えるだけではないか。平手友梨奈の笑みに別に意味なんてないのではないだろうか。結局どこにも意味なんてないのかもしれない。

 

 欅坂46はロックだ!パンクだ!と叫んでみても、自分は何も知らないのだ、と浅はかさに気付かされるのであった。

衛藤美彩 写真集「話を聞こうか」 レビュー

  乃木坂46の綺麗なお姉さん代表の衛藤美彩が全編シドニーロケで時にお気楽に、時に可愛く、時に大胆に挑んだ最新写真集”と銘打たれた2017年4月リリースの衛藤美彩写真集「話を聞こうか」。

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 本作はなぜ、衛藤美彩が、ファン・後輩から慕われる「美彩先輩」になったか、なぜここまで人気が出たか、そのリアルな衛藤美彩が伝わってくる写真集になっています。

 衛藤美彩が「美彩先輩」と慕われている理由。それは「親しみやすさ」です。特に2期生の北野日奈子からは「美彩先輩」と慕われ、握手会対応を伝授したり、ブログを毎日更新することを勧めたり、3期生の中村麗乃に、握手会の休憩を削ってまで、悩み相談に乗ったり、とにかく面倒見がいい。

 ファンからの人気も安定して高い。握手会で衛藤美彩の対応に撃墜されるファンは多い(百発百中)です。

 久しぶりに来たファンに

ファン「今回久しぶりに握手券当てて来ました」

衛藤美彩「いい子いい子~(頭を撫でる)」

これはもう撃墜されます。忠誠を誓います。

 決してお高く止まったアイドルではない。失われた青春時代を思い返せば、教室を覗くとそこに居たはずの「美彩先輩」を衛藤美彩は体現してくれるのです。

 

 本作後半のこのカット。1ページ前にはバックから撮影したカットもあります。

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 このカットが衛藤美彩のリアルさを現している1枚なのです。よく見ると腋のあたりにブラ痕が見えます。このブラ痕。アイドルの写真集であれば修正が加えられ、消されてしまうものです。消されずに残った理由。このカットこそ衛藤美彩が憧れの「美彩先輩」だけでなく「彼女 衛藤美彩」までも体現していると考えます。

 

 秋元康が「握手会は7秒の恋愛映画」と言ったように、握手会における7秒間は衛藤美彩とのデート。

 デートの後、彼女を脱がしてみれば「意外とお腹出てるな」とか「腰に下着痕が付いてるな」とか意外な発見があるものです。いつも完璧な美彩先輩も脱いでみると、ブラ痕がある。ファンが見ることが出来ないリアルな姿を現した1枚なのです。

 

 そしてなぜ衛藤美彩の人気がここまで出たのか。「それは努力・根性」です。言い換えるならば「気合」です。

 

 

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この18th選抜発表で衛藤美彩はMCバナナマンにコメントを求められ、こう答えています。

 

「乃木坂って夢が叶う場所なんだなと思ってほしい」

 

 

 この一言が衛藤美彩の「気合」を現しています。選抜発表は全メンバー集めて行う公開形式。3期生だけでなくアンダーも含めて、全員がいる場での発言です。地元での栄光や過去のカルマを抱えて、努力を重ねて、握手会で休まずファンと接しても、それでも選抜入りという夢が叶わないメンバーもいる。それをアンダーからスタートしているし、十分理解した上で言う。幼少期に生死の境を彷徨い、自費でボイストレーニングに通い、12時間以上の握手会でも集中力を切らさずファン一人ひとりと向き合う。衛藤美彩くらいの死ぬほどの努力を重ねてようやく叶う夢がある。そんな厳しすぎる現実と向き合った「気合」が込められた、悪く言えば底意地が悪い、と言えるほどの「気概」が感じられる衛藤美彩のリアルな一言でした。

 その「衛藤美彩のリアル」が凝縮された本作、「話を聞こうか」。努力は結実し遂に5万部を突破。

生田絵梨花 1st写真集「転調」レビュー

                                                  

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  この20年間でリリースされた写真集のなかで最高の出来。No.1の仕上がり。そう言い切れる、素晴らしい作品。

 なぜそう言い切れるのか、生田絵梨花自身の素晴らしさと時間を取り戻していく、この2つに焦点を当てて書いてみます。

 本作は生田絵梨花が5歳まで過ごしたドイツ、デュッセルドルフを舞台に撮影された5日間の記録であり。日本とは空気感も陽の差し方も異なる、異国の地での生田絵梨花の5日間です。

 

 本作を見ていて、思うこと。

 それは生田絵梨花自身の素晴らしさ、それ以上の写真1枚1枚の構図の完璧さ、美しさを感じます。なぜここまで美しさを感じるのか。それは懐かしさと物語性にあるのではないかということです。

  生田絵梨花自身に5歳まで住んでいた記憶は無いそうです。巻末のインタビューでも「ドイツは外国だって意識は変わらない」と言っているように「異国の地 ドイツ」という意味合いが強い。

  だけれども、本作は単なる「ロケ地ドイツ巡り」ではない、「記憶を取り戻していく旅」です。ピアノ、声楽、バラエティでの才能を発揮する、「天才 生田絵梨花」になる前の生田絵梨花の記憶を取り戻して行く旅なのです。

  そして物語性。本作では街中を行きかう人々がよく写されています。

 ファンからしたら「生ちゃん本人を見たいよ!」となるところ。だけどこの街中の人というのが重要なのです。写真集というのは物語です。アイドルの生き様であったり、コンセプト写真集であれば役を演じた過程であったり、その物語が写真に現れます。行き交う人の分だけ物語はあり写真集に厚みをもたらします。

 

 

 この20年で最高の作品、それが生田絵梨花「転調」

 

グラビア復権の時代

2017年のグラビアシーンを一言で現すと、それは「グラビア復権の時代」ということです。どういうことかというと

「グラビアシーンが2000年代のような再び黄金期に入った」

「グラビア新時代に入った」

「媒体は相変わらず大きく力を持っている」

ということです。

見方を変えると

「グラビアをグラビアアイドルだけがやる時代は完全に終わり、グラビアアイドルはより苦しい時代に追い込まれていく」

ということです。

 

  • 2000年代のような黄金期とは?

遡ること2000年代。グラビアシーンは盛り上がっていました。ほしのあき安田美沙子熊田曜子などレジェンドグラドルが多数発掘されていました。

この時代は

「グラビアがグラドルだけだった時代」です。

当時のヤングマガジン主催の「ミスマガジン」も、水着グラビア主体で新人グラビアアイドルの発掘がメインでした。

 

matome.naver.jp

 

 

  • グラビアの新時代とは?

2017年グラビアシーンのキーワード、それは「モグラ」です。

モグラとは「モデルとグラビアどちらもこなせる(どちらかというとモデルに重心を置いている)グラビアタレント」です。

泉里香馬場ふみか内田理央逢沢りな、武田玲奈、池上紗理衣…今年ブレイクしたモグラは数多いです。

林田岬優、鈴木優菜などグラビアデビューの予想もつかなかったモデルもグラビアデビューしました。

 

このモグラブームはいまに始まったことではありません。

モグラブーム起源は2007年「グラデル」の登場です。

2007年に杉本有美白鳥百合子の登場でグラビアシーンは変わりました。当時はまだ「グラデル」と呼ばれグラビアアイドルであることに重心が置かれていました。

2008-2009年に南明奈のブレイクで更にグラデルの裾野は広がりました。

 

そして2010年のAKB48ブーム。

グラビアシーンをAKB48が席巻しました。この現象は織田 祐二著「グラビアアイドル幻想論」に詳しいです。

 

そして2017年、モグラブーム。

モグラが席巻した理由は2つです

  1. スタイル、ビジュアル共に完成度が高く男性女性からも支持される

    これは既存のグラビアアイドルと比べれば一目瞭然。「ソフマップ系」と揶揄されるグラドルは体格がよくないことが多い。

    しかし、モグラは胸も大きく、スタイルもいいとなると人気が出るのは当然の帰結です。

  2. ファッション誌撮影で撮られること慣れている               

    グラドルに比べて撮られ慣れています。ファッション誌は自分自身よりファッションを見栄え良くするために撮ります。その場でのオーダーに合わせることに慣れています。つまりはグラビア映えする。

 

  • 媒体の力とは?

ここで定義する媒体は「紙・雑誌」です。

デジタルコンテンツ急増の中、週間プレイボーイ、ヤングマガジンヤングジャンプは健在です。

2017年4月、グラビアシーンにまた一人新たなスターが現れました。

小倉優香、澤北るなです。

f:id:idolissues01:20171001174419j:plainこれが小倉優香だ!

 

芸能界デビュー自体はしていましたが、グラビアデビューし、火をつけたのはヤングマガジンと週間プレイボーイです。

泉里香もスタイルブックで下着姿を披露していましたが火をつけたのは2016年のヤングジャンプでした。

インスタ、YouTubeから登場するアイドルも多いですが、紙媒体の力は未だ絶大なものと言えるでしょう。

週プレも「ミスグラジャパ」というコンテストを始めます。

prtimes.jp

 

 

  • グラビアシーンはどうなるか?

モグラブームが続いていくと思います。

小倉優香のような「いきなり表紙デビュー」も増え、モデルのグラビアデビューはどんどん加速するでしょう。

 

 

 

 

 

高山一実写真集「恋かもしれない」Review

 

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 「”彼女でデートなう”に使っていいよ」-twitterinstagramで自撮りをする女の子がよく使う言葉だが、発売から1年経って本作を見た時、この言葉が思い浮かんだ。

 水族館や地元千葉の鉄道といった写真から、高山一実とのデートをしている気分に浸れる、最高の写真集だ。

 

 高山一実といえば、乃木坂46きってのバラエイティ班というイメージ。

 乃木坂46のレギュラー番組「乃木坂工事中」の前身番組「乃木坂ってどこ?」時代からバラドルとしての才能を見せていた。現在もレギュラー番組「しくじり先生」で臆せず発言する。明るく、楽しい人、というイメージ。

 しかしそんなイメージをいい意味で裏切る、しっとりとセクシーな写真で溢れている。美脚、ということはよくファンの間で言われてきたけど、ビキニになるとより映える。こんなにグラビア映えするアイドルだったんだ、と思った。

 突然だが、筆者はアイドルの写真集はデート、だと思う。ファンとアイドルは永遠に繋がれない関係だし距離もある。それを写真の中で憧れのアイドルと距離を縮める。本作を見て改めてそう思った。

 思えば、高山一実みたいなタイプって、実はクラスで人気のある子じゃなかったかなと思った。美人で彼氏のうわさが尽きないタイプより、明るく楽しい隣の席の子。高山一実はそんなイメージ。

 その高山一実と念願のデートが叶った、夏の思い出。そう思ってこの写真集を見てみる。バラエイティでの元気なイメージは奥に引っ込み、漠然とした感情が浮かぶ。それこそが恋かもしれない。 

 

橋本奈々未 写真集「2017」Review

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 この写真集を初めて見たとき、笑ってしまった。橋本奈々未は、もともとアイドルをやるような人ではなかったんだ、と思ったからだ。

 帯に「彼女の”これから”が見えるのは、僕だけだろうか」と秋元康の言葉がある。正にそうだ。この写真集は橋本奈々未の、僕らが見ることが出来ない「これから」を映したものである。青春を乃木坂46に捧げ、引退で僕らを悲しみの底に突き落とし、僕らの追いつかない境地に辿り着き、その先へ行ってしまった、橋本奈々未なのだ。

 誰にも媚びず美しくあれ、橋本奈々未にはそんな言葉が似合う。アイドルの写真集にありがちな「アイドル的かわいさ」に溢れる写真集は巷に溢れているが、これだけ「凛」という言葉を体現した写真集は初めてではないか。

 巻末で暗い色のリップをで唇を染め、ドレスを纏ったショットがある。清純なイメージとは程遠いダークな印象だ。もう「アイドル橋本奈々未」は完全に捨て去り、その先へ行った。もう橋本奈々未はどこにもいない。