IDOLISSUES

アイドルを語り尽くせ

rock'n on JAPANが平手友梨奈をインタビュー!!!!!

事件だ!事件だ!

 rock'n on JAPANが欅坂46平手友梨奈をインタビューしたぞ!!!!!!

 

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なんと天下のロック雑誌「rock'n on JAPAN」が平手友梨奈1万字インタビュー敢行である。

渋谷系をリードし、ロキノン厨を生みだし、ROCK IN JAPAN FESTIVALで日本に夏フェス文化を定着させた、あのrock'n on JAPANが遂にアイドルに1万字だ。

 

欅坂は観客も一体となって物語を生み出す文脈だから、語りたくなる空気づくりに成功している。

 

次のpost1では中身に迫ります・・・

大変だ、事件だ・・・・

橋本奈々未引退について今思うこと

この記事は結論も無いし、何か導くものでも無い。

ただ橋本奈々未さんの引退についての感情を吐き出したものだ。

橋本奈々未さんをはじめとする、乃木坂について語ることは自分について語ることだ。

 

橋本奈々未さんが乃木坂46を卒業する、そして芸能界を引退する。

この事実でいったい何人の人が涙してきただろうか。

 

2016年10月21日午前1時、オールナイトニッポンでの引退発表。

私はリアルタイムで聴きながら机に突っ伏して号泣した。

もう何もかもが悲しく感じられた。

しばらくの間、何をしても不意に橋本奈々未さんのことを考え泣いた。

冬になり、「来年の今頃はもう橋本奈々未さんはいないんだ」そう考えるだけで涙が出た。

 

思えば2016年は無茶苦茶な年だった。

この年に私が感じたことは「喪失とか絶望が遂に自分の領域にまで来てしまった」ということだ。

2016年に入ってすぐ、デイビットボウイが亡くなり、プリンスも亡くなった。

SMAPが解散を表明した。

アイドル以外の音楽も好きだが、まだ対岸の火事くらいにしか思っていなかった。

 

10月9日、BOOM BOOM SATELLITESの川島さんが亡くなった。

漠然とした喪失感に襲われた。

学生時代から聴いてきた人が消えてしまった。

 

そして、10月21日。

この日から悲しくて仕方ない。

遂に自分が大事に想ってきた人まで消えてしまう。

 

 

乃木坂46によって私の人生は変わった。

どう変わったか書くと長すぎるので、やめておこう。

全メンバー、私は好きだ。

その中に橋本奈々未さんがいた。

 

橋本奈々未さんに言葉は追いつかない。

橋本奈々未さんにいくら美辞麗句を並べたところで彼女の美しさに敵わない。

 

「ロケ弁が食べられるから」という理由で乃木坂46に入った。

生活が困窮していた状況を何とかしたかった。

家族を支えたかった。

病気に侵され満身創痍でも活動を続けた。

そしてやり切ったところまで来たから、引退する。

橋本奈々未さんには「潔さ」「格好よさ」「清廉さ」という言葉が似あう。

 

引退報道に関してTVやネットでは何も知らない人たちが噂を立てていた。

橋本奈々未さんが稼いだ金額なんかどうでもいい。

その存在がどれだけ多くの人を支えたか。

その言葉でどれだけ多くの人が前を向けたか。

 

橋本奈々未さんと私の世界が交差することはなかった。

きっとこれからも無い。

それでも何年先も橋本奈々未さんのことを考え生きていくのだ。

橋本奈々未さんは彼女自身のことなんて忘れてしまえばいいと思っているようだ。

忘れない。忘れることなんてできないんだ。

 

 

私は、橋本奈々未さんのことが、大好きだ。

アイドルって物語だ-乃木坂46の美しい物語-

アイドルって物語だ。

売れるアイドルには物語がある。

そして乃木坂46の物語は美しい。

 

いきなりなんだ、と思うかもしれません。

しかし私は確信しています。

 

アイドルには物語が必要だ。

アイドルが売れるには物語の法則-「共有」「蓄積「放出」が必要だ。

 

 

物語って?

 物語、というのはアイドルを構成する要素、これまでの人生です。

エピソードとも言い換えられます。

サラリーマンでも学生でも生きてきた人生があるように、アイドルもアイドルになるまでの人生、売れるまでの人生があります。

 

アイドルが売れるには

物語の法則

「共有」「蓄積」「放出」

が必要です。

 

私は10年、アイドルヲタクをやってきました。

売れずに散っていったアイドル、売れて日本を代表する存在になったアイドルを合計で1,000人くらい見てきました。

その違いを考えてきました。

 

それは物語があるかないか、でした。

 

「共有」「蓄積」「放出」って?

 

「共有」

作り出す、と言ってもいいです。
物語は元からあるものでも作り出したものでも構いません。

路上ライブで3人しか観客がいなかったとか、チケット手売りしたとか、ライブ中倒れたとか。

ファンと共有できる層の厚い物語がいいです。


「蓄積」

層の厚い物語をどれだけ蓄積できるか。

上記の観客が少ない、というのは音楽活動する人なら誰でも経験することです。

それ以上の濃い物語が必要です。


「放出」

物語をファン以外にも語る。

ソーシャルメディアがこれだけある時代なので気付いてもらうのは至難の業です。

AKB48が徹底したパッケージ化で成功した様に、パッケージ化して固めて放出する。

 

乃木坂46白石麻衣の物語

AKB48公式ライバル、乃木坂46

AKB48の5年の成功を5ヶ月で超える」を目標に2012年にデビュー。

AKB48を超える、という形ではなく、違う物語を作り出すことで大ブレイクしています。

 

私は乃木坂46がこれほどブレイクしたのも物語の法則がしっかりできていたこと。

そして、法則+aがあるからだと思ってます。

 

フロントメンバー、白石麻衣にもこの物語の法則が当てはまります。

白石麻衣乃木坂46だけでなくファッション誌「Ray」のモデルも務めています

 男性からも女性からも憧れの存在。

 

しかし白石麻衣は、乃木坂46の5年間を凝縮したドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方」でいじめ体験を告白しています。(この映画で乃木坂ファンになりました。号泣)

学生時代、引き籠っていた時期があった。

 

ファンと過去という物語を共有し、ライブで力を付けていくことで物語を蓄積し、映画というパッケージで物語を放出する。

 

+aって?

乃木坂46のように暗い過去を抱えていたアイドルは山ほどいます。

ファンと物語を共有し、路上から武道館まで上り詰めたアイドルもいます。

しかし、見ていて感じること。

 

悲惨、美しくない。

 

ひたむきに頑張るのはいいんだけど、可愛くない、美しくない。

そこらへんの女の子と変わりない。

 

乃木坂46AKB48公式ライバルという大きすぎる看板を背負い、地元を捨てズタボロになりながら5年を駆け抜けた。

満身創痍でもファンの願いを叶える。

しかしここぞという場面で日本アイドル史上最高の美しさを見せつける。

 

物語を作り出し、それでも美しくある。

だから、乃木坂46はここまでブレイクした、そう考えます。

 

 

 

 

もうグラドルのグラビアなんて要らないかもしれない~泉里香グラビアが表紙の意味~

今日、ここから新しいグラビア史が始まる。

 

f:id:idolissues01:20161128205203j:plain 2016年11月24日発売号ヤングジャンプ

 

 

もうこれは叫んだ、最高過ぎて。

 

泉里香がグラビアでヤングジャンプ表紙。

もう何人もモデルでグラビア挑戦した人はいるし、表紙になった人はいた。

それらを圧倒的に上回るレベルなのだ。

バスト、ウエスト、ヒップ、そしてビジュアル、どれを取っても最高レベル。

1枚の写真で空気を変える力がある。

「2016年 最大の発見!!!」とあるが過去10年で最大の発見。

 

しかしこのグラビアが意味すること。

それは、この10年続いた「モデル×グラビア」ブームに遂に結論が出たことだ。

グラドルとモデルのグラビアどっちがいいか?という問いに遂に結論が出たのだ。

 

結論。

モデルが勝った。

 

2006年に安藤沙耶香白鳥百合子らの「グラデル」

2007年に杉本有美の「デュアルアイドル」

そして2016年に馬場ふみか久松郁実の「モグラ」

徐々にグラビアはモデルに奪われていった。

これから先、グラドル専業だともう食えないだろう。

 

なぜモデルがグラビアを制覇したのか。

すべてを持っているからだ。

スタイルも良く胸の大きいモデルにグラドルは勝てっこない。

 

グラドルには2つの観点が必要だ。

1 商業的にフックするビジュアル

2 間を捉える、空気を変える力

この2つをモデルは完璧に持っている。

 

泉里香ヤングジャンプにおけるグラビアは記念碑的意味があった、ということだ。

 

 

 

 

 

 

「高山一実さん、あなたに出会えてよかった」が響くのは西野七瀬の育ちの良さにあるから

西野七瀬の良さ、それは育ちの良さ。

 

乃木坂46の2015年ツアーオープニングで流された映像。メンバーからメンバーへの感謝の言葉だったり、メンバーの父親から確執を溶かすようなコメントが流される映像です。

この「西野七瀬高山一実バージョン」が最高にエモい。

www.youtube.com

これ、記事執筆にあたってもう一度見たんですが、泣きました。最初見た時も泣いたけど。

 

なんでこの映像がこんなにもエモいのか。

それは西野七瀬の育ちの良さが表れているから。

西野七瀬は切なげな表情とか、釣りテクニックとかの部分がクローズアップされますね。

だけど私が思うのは育ちの良さ。

これは乃木坂全体に言えることです。

蹴落とし合い、競争を全面に出すAKBGと違い、お上品さ、気品の高さを売りにする乃木坂。

見事にベストマッチした作品でしょう。

 

欅坂46「世界には愛しかない」 この夏、世界には愛しかない

欅坂46の2ndシングルが遂に解禁された。

デビュー曲「サイレントマジョリティー」で世界を変えてしまった欅坂46

高すぎる壁を超えてくれた。

 

「世界には愛しかない」-爽やかなカッティングギターと静謐なピアノで構成されイノセントな夏の空気を感じさせるサウンド。

 

そしてなんといってもポエトリーリーディングだ。

 

欅坂46の新曲はポエトリーリーディングが使われる-そう聞いたとき不安になった。

ポエトリーリーディングと言うと日本語ロックの大家、佐野元春が思い浮かぶ。

ロックの破壊衝動に知性を感じさせる佐野の語り。

 

欅坂はそれができるのか。

一体、欅坂46に何が起きているか。秋元康は何を考えているのか。

 

不安は杞憂だった。

 

 

大人への反抗、レジスタンスを爽やかに高らかに歌い上げる名曲が完成した。

欅坂46のテロリストのような破壊衝動だけでない、「愛で世界を変えるレジスタンス」が詰まっている。

 

欅坂46の行末に不安はない。

 

きっとこの夏、世界には愛しかない。

 

 

 

 

 

欅坂46「世界には愛しかない」 歌詞

歩道橋を駆け上がると夏の青い空がそこにあった

 

絶対届かないってわかってるはずなのに 僕は爪先で立って思い切り手を伸ばした

 

ただじっと眺め続けるなんて出来やしない

 

この胸にあふれる君への想いがもどかしい

 

真っ白な入道雲がもくもくと近づいてどこかでセミたちが一斉に鳴いた

 

太陽が一瞬ひるんだ気がした

 

複雑に見えるこの世界は単純な感情で動いている

 

最初に秘密をもったのはいつだろう 大人はみんな嘘が多すぎて忘れてる

 

通り抜ける風は僕に語りかける もう少ししたら夕立が降る

 

世界には愛しかない 信じるのはそれだけだ

 

今すぐ僕は君を探しに行こう

 

誰に反対されても 僕には変えられない

 

それが僕のアイデンティティ

 

空はまだ明るいのに突然雨が降ってきた

 

僕はずぶ濡れなりながら街を走った

 

夕立も予測できない未来も嫌いじゃない

 

最後に大人に逆らったののはいつだろう 諦めること強要されたあの日だったか

 

アスファルトの上で雨が口応えしてる 傘が無くたって走りたい日もある

 

時代には愛しかない 空はやがて晴れるんだ

 

悲しみなんてその時の空模様

 

涙には色があった僕らはずっとやさしくなる

 

それが僕のリアリティ

 

君に会った瞬間 何か取り戻したように僕らの上空に虹がかかった

 

世界には愛しかない 信じるのはそれだけだ

 

今すぐ僕は君を探しに行こう

 

誰に反対されても風向きは変えられない

 

それが僕のアイデンティティ

 

全力で走ったせいで息がまだ弾んでた 自分の気持ちに正直になるって清々しい

 

僕は信じてる 世界には愛しかないんだ